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アイビーキャップのこだわり。

アイビーキャップのこだわり。

アイビーに合う帽子

 ハンチングとキャスケットはどう違うのかという議論の前に、自分たち万年アイビーボーイにとって、アイビーキャップっていうんだよと一言申し上げたくなります。

 ボタンダウンシャツ、レジメンタルタイ、チノパン、リボンベルト、3つボタン上2つ掛けジャケット、センターフックベンツ、ローファー、にコーディネイトする帽子はアイビーキャップでなければなりません。

 さまざまな帽子がありますが、ほかの帽子ではどうもしっくりこないのです。8枚はぎでふっくらとしたキャスケットのソフトな風合いでも違う気がします。

 プレーンな1枚はぎで三角形のシャープなシルエットのアイビーキャップが、シンプルで直線的なアイビーファッションに楽しさと遊びを演出してくれます。これがハンチングだということは少しあとから知ったことです。

 自分の祖父はNECのサラリーマンでしたが、かなりの洒落者で、いつもハンチングを愛用していましたが、じいちゃんはハンチングとはいわずに鳥打帽といっていました。

 ハンチングとはHunting=狩猟のことですが、日本では鳥を撃つことが狩猟だったんですね。

大好き、青春の河

 高校の頃アイビーのコーディネイトの参考に、アメリカの青春TVドラマを食い入るように見たものです。

 例えば、パパ大好き、パパは何でも知っている、カレン、サンセット77、サーフサイド6、逃亡者、などなど話は尽きませんが、なかでも一番好きだったのがフジテレビで深夜にやっていた『青春の河』It’s a Man’s Worldです。

 河に係留している船に暮らすトム・トム、ウェス(兄)、ハウイ(弟)、ボーンの4人の若者の物語で、それぞれの着こなしが素晴らしく、毎回メモをとりながら夢中になって見ていたものです。

 それは単にコーディネイトの勉強ということだけでなく、ライフスタイルやライフシーンに応じた着方を教えてくれたのです。学校に行くとき、放課後アルバイトをするとき、デイトの時、食事に行く時、あらゆる参考にさせてもらいました。

 特に、トム・トムが愛用していたアイビーキャップは格好よかったです。

 最後に、じいちゃんから教わった鳥打帽のかぶり方。
「野球帽のように後ろからかぶってはダメだよ。まず目の高さにつばを合わせて前をかぶり、片手でつばを持ったままもう一方の手で後ろを頭にかぶせると決まるぞ」

 
著:小熊俊行(おぐま・としゆき)
大手広告代理店を経て、(株)マーベリック出版を設立。米国DC COM社と提携し「月刊スーパーマン」創刊。
1980年(株)バス・コーポレーションを設立、現在に至る。
東京ディズニーランド開業、横浜博覧会、関西国際空港開港等のプロジェクトに参画し、好意づくりのコミュニケーションを目指す。
また地域のまちづくりや活性化事業のアドバイザー等、生活者のニーズを満たすまちづくりや担い手づくりなどの支援活動に携わる。
トラッドなアイビーファッションの愛好者であり、2014年より(株)信濃屋の顧問を務める。
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