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夏の衣替え。

夏の衣替え。夏の衣替え。

衣替えの口実

 衣替えといえば日本の学校や会社では、春夏、秋冬の年に2回行っています。6月が夏服に、10月が冬服に変わります。長年の経験から自分の考えでは衣替えは2回に分けてやったほうがいいと思います。

 第1回目は、暑い日がはじまってきた5月の中旬ごろ、コートや厚手のスーツやジャケットをしまい、薄手のスーツやブレザーを出します。インナーもヒートテックが引き出しの奥になって、クール素材のTシャツが前にきます。

 第2回目は、梅雨が終わって半袖が快適になる6月に入ってから。コットンや麻のスーツ、半袖のシャツを出します。長袖のシャツは1年中活用できるので仕舞わずにおきます。梅雨が終わるまでは気温が極端に下がる日もあるので、完全に夏支度にするのは控えておきます。

 近年の気候の変化は、冬が終わるとすぐ夏になるようで、春や秋が無くなってしまったような、ちょうど砂漠のような気候になってしまったとなげいています

 衣替えで問題なのは体型が変化して着られなくなった服をどうするかです。自分の場合は太ってしまって着られなくなるのですが、気に入って購入し、愛着してきたものを廃棄するなど、とてもできないので、友人に貰ってもらうか、押し付けるかして、今自分に似合うサイズの物を新たに購入するようにします。

 もちろんダイエットするという方法もありますが、これからの季節は食べ物がますます美味しくなるので、無理なダイエットはせず、実は衣替えを新しい服を買う口実にしているのです。

ドリズラー・シーズン

 春と秋が無くなって困るのは大好きなドリズラーを着る機会がなくなってしまうということです。

 高校の時に連続TVドラマの、デビッド・ジャンセンの『逃亡者』が大好きで欠かさず見ていました。その後ハリソン・フォードとトミー・リー・ジョーンズが映画でリメイクをして大ヒットしました。

 逃亡中のジャンセンがいつもかっこいいジャンパーを着ていました。襟にタブが付いていて、サイドの雨蓋ポケットの周りを立体的なステッチでぐるりと囲っているデザインです。

 いろいろ調べた結果、マクレガーのドリズラーというジャンパーであると分かりました。高校生には少々高価でしたがアルバイトをして薄い茶色を手に入れそれ以来ずっと愛用しています。

 半袖シャツでも、長袖シャツでも、Tシャツでも、セーターでも、ネクタイをしていても全てOKの万能トップスです。自分は収集癖があるので目に付くとドリズラーを集めその数10枚を越えました。

 春や秋はドリズラー・シーズンとして、とっかえひっかえ楽しんできたのですがこの頃は着るシーズンがなくなり、寂しい限りです。

 『理由なき反抗』でジェームス・ディーンが真っ赤なドリズラーを着ていると広告で言っていますが、ディテイルはちょっとちがうようです。ジーンズもどう見てもリーバイスでなくリーですよね。

 
著:小熊俊行(おぐま・としゆき)
大手広告代理店を経て、(株)マーベリック出版を設立。米国DC COM社と提携し「月刊スーパーマン」創刊。
1980年(株)バス・コーポレーションを設立、現在に至る。
東京ディズニーランド開業、横浜博覧会、関西国際空港開港等のプロジェクトに参画し、好意づくりのコミュニケーションを目指す。
また地域のまちづくりや活性化事業のアドバイザー等、生活者のニーズを満たすまちづくりや担い手づくりなどの支援活動に携わる。
トラッドなアイビーファッションの愛好者であり、2014年より(株)信濃屋の顧問を務める。
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